股メガネで見える棟の柩
どんな伝承か
重病人の家を、近くの家の屋根から股メガネで覗くと、死人が出るときはその家の棟に柩が見えるといわれた。宮城県史は「人の死ぬときの兆」の第三番目にこれを挙げている。同じ項には、伊具郡丸森町大内地方で病人が死ぬときはカラス鳴きが悪くなるという伝承や、同地新地の大内という人が重病で死ぬ前日に羽織袴姿で自分の寺へ参りに来たのを、寺の普請ではたらいていた大工たちが見たという話も並んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承