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湯宿で首の伸びる女を描いた絵師

所在地山形県上山市
年代不明
登場ロクロ首の女おとよ、旅絵師松仙
出典東北怪談の旅

どんな伝承か

上之山の湯宿にいるおとよという女が評判になった。美人だからではなく、ろくろ首の女だからである。生まれは同じ羽州というが在所までは分からない。ある夜、旅絵師の松仙の相方となったおとよは、自分は他人の契りを見ないと悦べないので隣の部屋を覗くが口外しないでほしいと言った。契りを持つと、おとよの首はするすると伸びて部屋の境の欄間から隣室を覗き見していた。翌朝、松仙がその首を絵に描かせてくれと頼むと、おとよは後の世まで残るならこちらから願いたいほどだと答えた。上之山のある旅籠には、いまも松仙の首長女の絵があるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃)

東北怪談の旅(山田野理夫)/飢饉の非業の死と怨念/巫女(イタコ)の口寄せ/座敷童子・河童の怪/東北各地の幽霊伝承

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