山科の博徒・大蛇の庄六
どんな伝承か
山科の親分庄六が全身に蛇の刺青を持ち、日岡峠を越えて京で博打を打ち三條大橋の因幡屋で飲む男。ある秋雨の夜、勝って洞院を出て山科へ帰る道すがら気が進まず、智恩院の丑の鐘を聞きながら日岡峠へ差しかかった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖奇怪談集(山門王吉・1936年(昭和11年))
『妖奇怪談集』は、山門王吉が著し、東亞書房が昭和十一年七月七日に発行した怪談集である。序に言うとおり、白昼の銀座で死んだはずの友人にマッチを借りる話や円タクに乗る亡霊、トンネルの狂女など、当時の実話に取材した新感覚の話を主とし、旧来の型の話を二篇添える。巻頭の「怪談コント一束」は闇の声や消えた女など七つの小話から成り、続いて「銀座の悪夢」から「生首を盗む女」まで七篇を収め、巻末に奥付と同書房の満洲案内書などの広告を載せる。