死んだ赤ん坊の部屋で泣く幼女
どんな伝承か
漫画家の古賀新一が語った話である。七年前、板橋区に住んでいたころ、アパートの隣は鳶職人の夫婦だった。亭主は大酒飲みで夫婦喧嘩が絶えず、大声で泣く赤ん坊に、お前が死ねばよいと怒鳴りつけるほどだった。やがてその赤ん坊は風邪がもとで死んでしまう。次にその部屋へ入った理容師夫婦の二歳の女の子が、夜中にうなされて泣き叫ぶようになった。そこで古賀が鳶職人夫婦のいきさつを話し、部屋を清めて赤ん坊を供養したところ、その夜からぴたりと泣かずに眠るようになったという。
原典より
七年前、板橋区に住んでいたとき、アパートのとなりが鳶職人の夫婦。—— お化けについてのマジメな話(平野威馬雄・幽霊・怪異体験・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けについてのマジメな話(平野威馬雄・幽霊・怪異体験・昭和)