白糸の滝の写真に写った二つの顔
どんな伝承か
深夜の放送に、十五歳の中学生から電話がかかってきた。少し前、富士山麓の白糸の滝へ行き、滝壺で記念写真を撮ったところ、続けて写した四コマのフィルムに、撮るときには見えなかった女の子の顔が二つ写っていたという。現像した写真屋もたいそう驚いた。その後も同じようなことが二度ほどあったので、自分はお化けが必ずいると確信している、と少年は語った。
原典より
連続して四コマのフィルムにそのとき見えなかった女の子の顔が二つ、うつっていました。—— お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年))
『お化けは生きている――科学にとり残された霊の世界』は、平野威馬雄が昭和四十九年に著した、怪異と心霊をめぐる読み物である。読者から寄せられたお化けの報告や沖縄の刑場・遺念火の話、長崎の宅島夫人の霊視、和漢の古書に見える妖草妖木・狐・天狗・人魂などの物の怪、フォックス家事件やクルックスの実験など欧米の心霊研究を扱う。著者が始めた「お化けを守る会」の由来、西丸震也・星新一との座談会、透視や念力を試すテストを含む全七章に、あとがきを添える。