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破多破多の事

所在地山口県岩国市錦見塩町
年代文久年中(1861-64)
登場山県仙二と友達
出典岩邑怪談録
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どんな伝承か

文久年中、錦見の塩町から浄福寺突き抜けにかけ、夜四ツ時から未明まで渋紙や大円扇を烈しく使うようなばたばたという音が秋冬に響いた。山県氏が数夜尋ねて塩町すそ周布氏井戸辺まで迫ったが正体は知れなかった。

原典より

文久年中には外国打払ひするとて世間騒ヶ敷ありけるに、其頃錦見の塩町のすそ、砂原、蛤町、又散畠、浄福寺突きぬきは町にかけて、夜四ツ時頃より翌朝未明迄、渋紙を打つる、又大き円扇を烈しく遺ふが如く、ばたばたと声して、何にかとも…—— 岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊)

岩国藩士・広瀬喜尚(仁兵衛、天保頃の博識家)がまとめた郷土怪談集を核に、明治期に今田純一(散木園主人)が二十余条を増補(追加)し、さらに藤田葆が古老聞き取りの『続怪談録』・歴史的瑞兆を集めた『実事談』・幼童の変死記録を集めた『変死部』を継ぎ、巻末に静間密の怪火・投石怪五話を付録とした、岩国・錦見・横山周辺を舞台とする総合怪異録。

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怪音錦見文久

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