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四か村を襲った嘉永四年の大洪水

所在地福島県郡山市
年代嘉永四年(一八五一)七月
登場村人
出典疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情

どんな伝承か

守山領の西境を蛇行しながら北上する阿武隈川は、しばしば氾濫を繰り返し、川筋の村むらに壊滅的な打撃を与えた。とりわけ嘉永四年七月、御代田・横川・阿久津・大供の四か村を見舞った大洪水はすさまじいものであった。村むらの土手堤は押し切られ、人家の床上まで水が押し入り、田畑の多くは欠け崩れ、なかには住居屋敷地までも欠け崩れる村が出た。山ぎわの村むらでは山水が押し出し、田畑や家屋が数日間水に浸かった。家財・農具はもちろん食物まで残らず押し流され、田畑は数町にわたって砂置きとなり、耕作不能の土地に変わり果ててしまった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情(昼田源四郎・1985年(昭和60年))

『疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情』は、精神科医の昼田源四郎が昭和六十年に著した、江戸時代の村の医療を描く本である。奥州守山領(現・福島県郡山市の一部)の『御用留帳』を主な史料に、村人の暮らし、医師と医道修行、疫病と祈禱、湯治、乱心と狐憑き、受刑者の治療、行倒れの継ぎ送り、間引きと養育手当などを、書き下した原文を引いて跡づける。序と凡例、全八章、あとがき、注、索引からなり、発行所はみすず書房である。

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