多忙なユタAさん宅(本日52人)
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どんな伝承か
昭和六十年八月上旬、那覇市内のユタAさん(五〇代の女性、名は伏せる)宅は客でにぎわっていた。記者が朝九時ごろ訪ねると、客間にはすでに十人余の客が面接を待ち、それぞれ順番の数字を書いた紙片を持っていた。十一時ごろには二十人を越え、客間からあふれて玄関先や庭に立ったり座ったりしている。正午前には割烹着姿の弁当屋が現れ、抱えてきた弁当はたちまち売り切れた。午後三時、取材帰りに一人の客の順番札を見せてもらうと、そこには「52」と記されていた。Aさんは、外でのウグワンが多いので在宅日に客が集中するのだと語った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ユタと霊界の不思議な話(月刊沖縄社・昭和(1985年・昭和60年前後))
月刊沖縄社が1985年(昭和60年)前後に刊行した「ユタ・ハンドブック」。沖縄の女性霊能者ユタ20名(実名取材8名=新垣好子・漢名光子・金城米子・玉城静子・玉寄郁子・原田貴美枝・伊識春野・諸見里よし子)への取材を、序章の体験談5話、第一~四話の問答34項目、第五話「ユタを母に持った子の手記」、伊識・金城の霊示事例、有名霊能者120人名簿、用語集で構成する。
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