首つり自殺の二三日前に薬の匂い
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どんな伝承か
糸満市の伊識春野さんが体験した話。あるとき、首つり自殺した人のイチマブイが歩いている前に現れ、足早に去っていった。その人の家に行ってみると、薬のにおいがプンプンする。何か異常が起きると思ったが、当人は外出中で家族しかおらず、なんとなく話す気になれずに帰った。すると二、三日後、当人は自殺してしまった。あのときは家族がどう思おうと知らせてやるべきだったと、つくづく後悔したという。伊識さんは、死期が近づくとマブイが肉体を離れて近親者に別れを告げることがあると語っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ユタと霊界の不思議な話(月刊沖縄社・昭和(1985年・昭和60年前後))
月刊沖縄社が1985年(昭和60年)前後に刊行した「ユタ・ハンドブック」。沖縄の女性霊能者ユタ20名(実名取材8名=新垣好子・漢名光子・金城米子・玉城静子・玉寄郁子・原田貴美枝・伊識春野・諸見里よし子)への取材を、序章の体験談5話、第一~四話の問答34項目、第五話「ユタを母に持った子の手記」、伊識・金城の霊示事例、有名霊能者120人名簿、用語集で構成する。
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