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谷中町、一周忌の娘を乗せて

所在地東京都港区青山霊園
年代昭和(1932年ごろ)
登場
出典現代民話考 ― 偽汽車
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どんな伝承か

昭和七年九月の新聞が伝えた話。ある運転手が雨の深夜、青山墓地付近で二十二、三歳の娘を下谷まで乗せたが、谷中町で「ここが家です」と料金も払わず門の内へ消えた。家人に請求すると「亡き娘の一周忌で供養している」と一円を渡され、運転手は気味悪さに交番へ駆け込んだという。

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出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)

松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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