奥多摩渓谷の三十六人女性の怪異
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どんな伝承か
奥多摩渓谷には武田信玄の金鉱があり、家康の攻撃に伴い鉱山が埋められた。その際、採鉱夫の慰安のため連れられていた三十六人の女性が、処理に困った者たちによって谷へ落とされて殺害されたと伝えられている。その後、夜間に車で通ると道両脇に三十六人の女性がずらりと現れるという怪異の噂があり、体験者らは寒気や頭痛を感じたり、事故に遭うなどの被害を受けたと信じられている。
原典より
自分の所から二十里ほどの後藤野の話。—— 現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成) より引用地図で位置を見る
出典の文献について
現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)
松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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