昭和初めの頃の話
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どんな伝承か
高知県室戸市佐喜浜町の尾崎村で、昭和初期に四十一歳の長という男が厄年の病で亡くなった。通夜の夜、知らせを聞いて駆けつけた義兄が、故人を前に涙ながらに帰ってくるよう懇願した。その涙が長の顔に落ちると、既に閉じていた目が開き、視界に一本の道と両脇に咲く花々が映ったという、死後の世界を垣間見たとされる怪異譚。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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室戸市の伝承
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