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川向こうで手招きする坊さん

所在地岡山県浅口市寄島町
年代現代
登場寄島町の老人・佐藤米司
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

岡山県浅口郡寄島町の話。大正末か昭和初期頃のこと。私が七、八歳の頃、死にかけた。きれいな花畑の中を歩いて行くと川があり、その向こうから坊さんがさかんに手まねきしている。川を渡ろうと川に入ったが、深いためか片足だけで行きあぐんだ。すると耳元でワァーッと声がして気がついた。すでにあの世へ行きかけていたのだろう、と語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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