トップ > 群馬県の伝承 > 太田市

川向こうの呼び声を断った夫の最期

所在地群馬県太田市
年代現代
登場星野たつ
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

群馬県新田郡藪塚本町の話。『馬鹿な夢見ちゃったい』とじいさんが言いながら、『きれいな花が咲いてるところに、川が流れていて、むこうでおおいおおいってよんでるんで、おらあまだそんなとこにゃいがねえやいってゆったら目がさめた』と話した。それからそんなに長くならないうちに、あの世へ行ってしまった。じいさんは寺の世話人を長くしていて、みんなで寺に集まって会議をしていたら急に気分が悪くなり、家に知らせが来た。行って『おじいさん、どうしたん』と言うと、『急にあの世へ行ぐことになったい』と言った。それっきり五日間病んで、五日目の倒れた時刻に死んだ。あんな夢を見てから一月ぐらいで死んでしまったのだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

種別から探す

花野・川などへでる夢の知らせ

太田市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』の伝承