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埼玉県児玉郡・ある家に開けてはならない先祖伝来の箱があった

所在地埼玉県児玉郡上里町
年代昭和三十年
登場
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話
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どんな伝承か

埼玉県児玉郡のある家に、開けてはならない先祖伝来の箱「カラオトバコ」があった。この箱は家族に死や災難が起こる前に、ひとりでに音を立てる。昭和時代も戸主の死や家畜の病死の前兆として多くの人が鳴る音を聞いた。昭和三十年代後半に家を建て替える際、箱の存在が忘れられて物置に置かれた。子供が蓋を開けて中の刀や槍を玩具にしていたのを、女主人が発見して箱のいい伝えを思い出し、床の間に飾り直した。その後の様子は本文が途中で切れている。

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出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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