踊りの仲間に写る故人
どんな伝承か
舞踊好きの令嬢・中野レイ子さんは風邪をこじらせ肋膜になり、昭和三十六年一月、二十一歳で亡くなった。同年四月、久池井医師宅で踊りのおさらい会が開かれ記念写真を撮ると、右端の不自然に空いた間にレイ子さんの姿が写り込んでいた。母親は入棺時に着せた着物と、分けた髪型から本人に間違いないと確認した。写真を撮った久池井医師は無神論者だったが、その後、煩悶して不眠症になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷樹・宮沢虎雄・1971年(昭和46年))
『霊魂の世界――心霊科学入門』は、板谷樹と宮沢虎雄が昭和四十六年に著した心霊科学の入門書である。古代の霊魂観や内外の幽霊の記録に始まり、ハイズビル事件と英米の心霊研究学会の創立、霊視・霊言などの精神的現象、物質化や心霊写真などの物理的現象、心霊治療、死と再生までを、日本心霊科学協会での実験や勝五郎再生の現地調査を交えて述べる。全十二章からなり、昭和四十二年に徳間書店から出た同題の本に筆を加え、同協会が自費出版したものである。