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土佐における六十四人の集団発狂事件

所在地高知県長岡郡大豊町岩原
登場門田左助、藤井清治、植田十蔵、野島馬三郎、差配役、差配役(長岡郡支配)
出典二つの怪奇な心霊現象

どんな伝承か

岩原村の集団発狂事件では、いったん鎮まった後も二月二十一日ごろから十四人に再発の兆しが見えた。地下役たちの願い出により、二月二十四日、一同は五台山高善院に赴いて大般若の祈祷を受けたところ、不思議にも全員が正気に返った。同院に立ち寄った筆録者に、律師は自らの体験談を語った。かつて阿波の男遍路が狐狸に魅入られて暴れ、縄で引きずられてきたとき、律師は金剛杖で敷居や大石を打ち据えて妖魔を叱りつけ、男を正気に戻した経験があるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

二つの怪奇な心霊現象(浅野和三郎・1940年(昭和15年))

『二つの怪奇な心霊現象』は、浅野和三郎が著し、心霊科学研究会が昭和十五年に発行した心霊現象の記録で、昭和二十七年に再版された。前篇は土佐国長岡郡豊永郷岩原村で村人数十人が憑きものに狂乱し、藩の役人が祈禱や鉄砲で鎮めた事件を、嘉永六年に野島通玄が記した記録から紹介する。後篇は山梨県北巨摩郡穂坂村の旧家の娘かね代に先祖横森市兵衛の霊が懸かり、盗まれた不動明王の掛軸が戻った因縁を、著者の調査と甲州訪問記を添えて述べる。

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加持祈禱金剛杖

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