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四国に狐がいないため犬神が跋扈するとの言い伝えから稲荷神職久…

所在地高知県大豊町岩原
年代弘化元年2月2日〜
登場稲荷神職久武山城、武田豊後、大井出雲、岡崎長門、西村若狭、神主、神職
出典二つの怪奇な心霊現象
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どんな伝承か

四国には狐がいないため犬神が跋扈するとの言い伝えから、土佐藩は稲荷の神職・久武山城に悪霊退散を命じた。山城は植田村の神主武田豊後、大井出雲、岩原村の岡崎長門、西村若狭ら五名で、氏神の社殿で二月二日から三日間祈祷を行った。乱心者は六十四人に達し、境内に集まって罵り騒いだ。山城が大将株らしき者を捕らえて問答すると、相手は『犬神をダシに使っているだけで、実は阿波国祖父山の内、国政村梅の宮に千年住む古狸だ』と白状したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

二つの怪奇な心霊現象(浅野和三郎・大正時代(1920年代))

本書は浅野和三郎による二つの重要な心霊現象の記録である。第一は江戸末期の高知県岩原村で発生した古狸と犬神による集団憑依事件で、村民六十四人が昼間に狂乱状態に陥った。神職の祈禱や官吏の対処も一時的な効果に留まった。第二は大正時代の横森家に関わる複雑な因縁譚で、明治23年に盗まれた武田信玄の不動明王掛軸が36年後に神懸りによって発見される。

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