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座敷牢に閉じられた長女よねのキツネつき

所在地京都府綾部市
年代1891年(明治24)旧12月
登場大槻よね、福島ひさ、ナオの三女・産後に神がかり
出典出口王仁三郎

どんな伝承か

一八九一年の旧十二月、出口ナオの長女で大槻家に嫁いだよねが発狂した。当時の農村や町では、精神の錯乱をきたす者が出ると、家族はまず世間の目を恐れ、恥じて座敷牢へ閉じ込めるのが常だった。よねの取り乱しようはとりわけ激しく、大槻の家の前には人だかりができるほどで、気丈なナオも身の置きどころがないほど恥ずかしく思い、毎日悩み続けたという。よねはキツネが憑いたのだということになり、妙見や稲荷の加持祈禱が繰り返された。前の年には三女のひさも産後の肥立ちが悪く、逆上して暴れ、座敷牢に入れられて神の幻を見ている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年))

『出口王仁三郎』は、村上重良が昭和四十八年に著した大本教の指導者出口王仁三郎の評伝である。丹波穴太村の小作農の家に生まれた上田喜三郎の生い立ちと修行から、出口直との出会いと大本教の拡大、大正維新と不敬事件、『霊界物語』の口述や入蒙、昭和神聖会と大弾圧、法廷での闘い、晩年までをたどる。「故山の夢」「道の大本」「人類愛善」の三章に分けて叙述し、巻末に略年譜と参考文献を付す。

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