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狐狸に憑かれ暴れる三十歳ほどの男遍路を若者が縄で牽いて来た

所在地高知県高知市五台山(高善院)
年代弘化元年より五六年前
登場阿波の侍の遍路、高善院律師
出典二つの怪奇な心霊現象
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どんな伝承か

狐狸に憑かれ暴れる三十歳ほどの男遍路を若者が縄で牽いて来た。律師が金剛杖で敷居や大石を打ち国主の威権で叱ると、縁の下へ逃げた男は倒れて正気に返り、阿波の侍と名乗り礼を述べた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

二つの怪奇な心霊現象(浅野和三郎・大正時代(1920年代))

本書は浅野和三郎による二つの重要な心霊現象の記録である。第一は江戸末期の高知県岩原村で発生した古狸と犬神による集団憑依事件で、村民六十四人が昼間に狂乱状態に陥った。神職の祈禱や官吏の対処も一時的な効果に留まった。第二は大正時代の横森家に関わる複雑な因縁譚で、明治23年に盗まれた武田信玄の不動明王掛軸が36年後に神懸りによって発見される。

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