硝酸銀炙り出し文字の透視
どんな伝承か
福来は「哉天兆」の三文字を撮影した乾板と、硝酸銀液で同じ文字を書いた白紙を封筒に入れ、長尾家へは持ち込ませぬ条件で菊池氏へ送った。夫人は四分弱で「哉天兆」と透視して的中させ、後日封を開いて紙を火に炙ると同じ三字が薄赤く浮かび上がり、透視の正確さが証明されたとする。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
観念は生物なり(福来友吉・心霊・念写研究)
『観念は生物なり』は、福来友吉が著した心理学と心霊研究の論集である。観念と身体の関係、潜在精神と病気、夢、プランセット(自動書記)、狐憑病の伝染や尼寺のヒステリー、宮本武蔵の剣道などを論じ、明治四十三年以来十年間に接した御船千鶴子・長尾郁子・三田光一ら八人の通力者の透視と念写の実験を報告する。「観念と身体この関係」から「生命学と心霊研究」までの十四篇を収める。