十三 死神に狙われた一家
どんな伝承か
横浜市鶴見の水島かよ子という娘から因縁調査を頼まれた。首から腕にかけて大小の火傷があり痛ましいようであった。癲癇で倒れたときに熱湯の薬鑵をひっくり返し、その湯を浴びたのだという。霊査すると、叔父がネコイラズで自殺し、相次いで叔母も同じネコイラズで自殺していた。かよ子はその苦しむさまを実際に見ていたという。厚く供養したが、その折にまた変死する者が出るとの霊示があり、気にとめずに三年が過ぎた頃、急ぎ来てほしいという便りが来た。また自殺した叔父があり、葬儀の帰途に気分を悪くした者が、首がつまって何も食べられないという。真手浄霊をすると頭の大きさが半分になり、三回目の浄霊で快くなった。
原典より
横浜市鶴見の水島かよ子さんという娘さんから、因縁調査を頼まれました。—— 心霊の開発 ― 神のしくみ(福田倉子・心霊修行・霊媒・1966年(昭和41年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊の開発 ― 神のしくみ(福田倉子・心霊修行・霊媒・1966年(昭和41年))
『心霊の開発 ― 神のしくみ』は、千葉で浄霊真手道場を開いた霊能者の福田倉子が、自らの霊的体験をまとめた本であり、昭和四十一年一月付の跋文を付す。気合術や法華行者・身延山の上人のもとでの修行、千鳥会の降霊会、霊媒として死霊や生霊、動物霊に向き合った事例、真手による浄霊と天福地蔵尊の由来などを記す。第一部「心霊へのみち」から第五部「神のしぐみと使命」までの五部に分け、あとがきと坂田武俊の跋文を置く。