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長利の村はずれで倒れた平賀元義

所在地岡山県岡山市中区長利
年代慶応元年(1865)十二月二十八日早朝
登場平賀元義、中山縫殿之助、前川清広、平賀元義の門人・訪問先
出典近代日本霊異実録

どんな伝承か

慶応元年十二月の初めから、歌人平賀元義は門人で親友の神官中山縫殿之助の家に泊まっていた。二十七日に中山家を出て、その夜は上道郡目黒村の神戸某の家に泊まり、翌二十八日の早朝、長岡村に住む門人前川清広の家へ向かった。ところがその途中、長利の村はずれで急に卒中を起こして道に倒れ、そのまま六十六年の不遇な生涯を終えた。知らせを受けた縫殿之助はすぐに近在の平賀門人を呼び集め、相談の末、身寄りのない元義の亡骸を、大多羅の字大師にある中山本家の墓地の一隅に葬ったという。

原典より

翌二十八日早朝同家を辞去して、長岡村の門人前川清広の家へ赴く途中、長利の村はずれで急に卒中症を起こして途上に転倒、そのまま坎坷不遇の六十六年の生涯を閉じた。—— 近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年))

『近代日本霊異実録』は、笠井鎮夫が著して昭和四十一年に昭森社から初版を出した、幕末から近代の神憑りと霊異の記録で、ここに収めるのは昭和四十八年に山雅房から出た複刻版である。金光教・黒住教・天理教・大本の教祖の神憑り、井上正鉄の求道、宮地常磐・堅磐父子や河野至道の神仙譚、天狗の弟子寅吉の話、長南年恵の奇跡などを、手記・写本・旧著を引いて語る。全十二録からなり、第一録には金光教に入信した著者の父の手記を収め、巻末にあとがきと著者略歴を置く。

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