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晩年の寅吉が銚子で開いた天狗湯

所在地千葉県銚子市
登場寅吉、浅野和三郎、調査者
出典近代日本霊異実録

どんな伝承か

寅吉の消息は、平田家の『気吹舎日記』に文政十一年八月まで見えたあと途絶えるため、霊能を失って普通の人として死んだのではないかと見られていた。ところが大正・昭和の心霊研究家浅野和三郎の調べでは、寅吉は晩年に下総の銚子へ引きこもって風呂屋を開き、それを「天狗湯」と名づけたという。昭和の初めごろには、寅吉の血筋を継ぐ人がその天狗湯を営んでいたとも浅野は書いている。著者は、寅吉はその後尸解して定元知坊と名を改め、明治になっても幽冥界で活躍していたと見ている。

原典より

第二次世界大戦後はどうなったか知らぬが、浅野和三郎の書いたものによれば、昭和の初めごろには寅吉の血縁を継ぐ人がその「天狗湯」の経営に当たっていたそうである。—— 近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年))

『近代日本霊異実録』は、笠井鎮夫が著して昭和四十一年に昭森社から初版を出した、幕末から近代の神憑りと霊異の記録で、ここに収めるのは昭和四十八年に山雅房から出た複刻版である。金光教・黒住教・天理教・大本の教祖の神憑り、井上正鉄の求道、宮地常磐・堅磐父子や河野至道の神仙譚、天狗の弟子寅吉の話、長南年恵の奇跡などを、手記・写本・旧著を引いて語る。全十二録からなり、第一録には金光教に入信した著者の父の手記を収め、巻末にあとがきと著者略歴を置く。

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