薪割り中に急死した夫
どんな伝承か
埼玉県東松山市上押垂の都幾川の河原には、平成八年から松島真佐子・政吉の夫婦と兄の始が小屋を建てて住んでいた。三年余りたった平成十一年十月十四日、政吉と真佐子は同市神戸の建設業、捌幡忠男の家で薪を割っていた。午後三時ごろ、政吉は立ち小便をしたあと急に気分が悪いと言ってうずくまり、捌幡が自分の車で河原の小屋へ運んだ。政吉が急死したのは、その翌日の未明である。脳出血であったらしく、四四歳だった。身元がはっきりせず、身元不詳の仏として市内の寺の墓地に葬られた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
村の奇譚 ― 里の遺風(筒井功・民俗・地誌・現代)