亡くなった義兄の夢
どんな伝承か
予知夢の周期を克明に日記に記録していた鈴木志郎さんは、昭和四十一年四月二十日、第一〇六号の記録として「死亡した義兄の夢を見た」とだけ簡潔に書き留めている。これまでの記録では地震や飛行機事故など具体的な災厄を伴う夢が多かったのに対し、この回は詳しい情景がほとんど記されておらず、わずか一行の記述だけが夢日記に残されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))
『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。