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漁師太郎吉の霊が祟る網元の家系

所在地大阪府豊能郡豊能町(妙瀧寺)
登場北川、テンカンに悩む青年
出典現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯

どんな伝承か

和歌山県印南郡で製材業を営む二十歳の北川青年はてんかんに悩み、荒行で先祖の因縁を探ると、漁師太郎吉の霊が彼の口を借りて語り出した。北川家の三代前の先祖は串本の網元で、荒天の日に嫌がる太郎吉を無理やり船に乗せて働かせ、帆柱から転落した太郎吉を見殺しにしていた。以来、北川家では男子が二十歳で発狂して死ぬ因縁が続いていたという。串本に墓を建て末代まで供養すると約束すると、青年のてんかんはぴたりと止まった。

原典より

「わしは漁師の太郎吉だ。恨みがあってとりついているんじゃ」という。—— 現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))

『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。

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