覆面の踊り手が来る西馬音内盆踊り
どんな伝承か
秋田県の西馬音内では、覆面をした者たちの盆踊りが行なわれる。原典はこれを、赤い覆面をした季候の扮装と同じく、異郷他界からの訪問者であることを示すものだと説く。覆面の踊り手はいわば神の資格であらわれるのであり、それもまた幽霊の一つの原型だという。日本のあらゆる自然と空間に妖怪が満ちており、その最も無気味に人間くさく純化されたものが幽霊なのだと述べる文脈で挙げられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の幽霊たち ― 怨念の系譜(阿部正路・幽霊・文学史・昭和)