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棄てられた古ほうきの盆踊り

所在地青森県
年代不明
登場盆踊りの人びと
出典東北怪談の旅

どんな伝承か

津軽で盆踊りがあった。その年は豊年だったので、町からも村からもたくさんの踊り手が集まってきた。夜が白々と明ける頃まで踊り、疲れ果てて皆が帰った後の踊り場は、紙屑が散っていてきたなかった。ところがそのあとで、また盆踊りが行なわれた。だれだろうと人びとは眠い眼をこすって見にいった。輪になって踊っているのは、どこの家でも棄てた古ほうきたちであった。飛びあがったり、ころんだりもする。人びとはあきれて見ていたが、見飽きて家に戻っていった。日の落ちる頃、また踊り手が集まっていくと、踊り場はきれいに掃除されていたそうである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

東北怪談の旅(山田野理夫・1974年(昭和49年))

『東北怪談の旅』は、山田野理夫が昭和四十九年に編んだ東北地方の怪談集である。青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の六県に伝わる妖怪や幽霊の話、飢饉と間引にまつわる話、江戸時代の奇談などを、一番から一六三番までの短い話として収める。各話の末尾に県名を記し、恐山や飢饉の記録にふれて東北の怪談と怨念を結びつけるまえがきと、怪談観や霊能者をめぐる回想を記したあとがきを付す。

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付喪神盆踊り妖怪津軽

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