トップ > 和歌山県の伝承 > 紀の川市

安楽川の十軒に降った伊勢の札と踊り込み

所在地和歌山県紀の川市
出典ええじゃないか

どんな伝承か

那賀郡桃山町安楽川では、二月二十八日の夜、伊勢皇太神宮のお札が大字で十軒くらいに降ったという。降札のあった家では祭壇をつくり、親類・知己・近所の者が幟や酒・米を供えに来て祝宴をはった。これを聞きつけた者たちが「ええじゃないか」と囃して踊り込み、家の主人は握り飯と酒肴を振舞っている。本書はこれを、紀ノ川上流地方の那賀郡の事例として、粉河や那賀町穴伏の降札とならべて挙げている。

原典より

また、那賀郡桃山町安楽川で、二月二十八日夜、伊勢皇太神宮のお札が大字で十軒くらいに降ったという。—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

種別から探す

降札伊勢神宮お札降り踊り祝宴祭壇踊り込み握り飯

紀の川市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『ええじゃないか』の伝承