火事場の上空に居座った丸い光体
どんな伝承か
昭和四十年十一月十七日の午後七時半ごろ、新潟県北魚沼郡川口町西川口の中学生、上村敏夫と小林幹夫は、火事場の上空に滞空する怪光体を目撃した。火事だという叫び声を聞いた上村が南西に面した窓から顔を出して見ると、一つ川を隔てた西倉という部落に燃えている家があった。その明るい夜空をよく見ると、燃えている家の方の山元山の上空、仰角二〇度くらいのところに、視直径一〇分角ほどの真ん丸い光体があり、中心部は濃いオレンジ色で周辺部から青い光が出ていた。火事が下火になり夜空が暗くなっても怪光体は全く動かず、この間は約十五分。一時間後に外へ出て見たときもまだあり、中心部が次第に暗くなったように感じられたという。
原典より
昭和四十年十一月十七日午後七時半ごろ、新潟県北魚沼郡川口町西川口の中学生上村敏夫、小林幹夫君は、火事場の上空に滞空する怪光体を目撃した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。