錦沖の漁船七隻が見た空飛ぶ火の玉
どんな伝承か
昭和三十三年四月十七日、第三管区海上保安本部から第四管区海上保安本部尾鷲保安部へ、一か月前から伊豆半島付近で空飛ぶ怪火が二、三回目撃されているとの連絡があった。翌日、三重県度会郡紀勢町錦の漁業組合から、同日午前二時五十分ごろ錦の南方二・五マイルの海上で赤い火の玉が北へ飛ぶのを操業中の漁船七隻が約一分半にわたり目撃したとの報告が寄せられた。後日の聞き取りでは、怪光は高さ二千メートルにあり、直径二十五センチほどの青い火の玉に赤と青の尾のようなものがついていたという。
原典より
昭和三十三年四月十七日、第三管区海上保安本部(横浜)から第四管区海上保安本部尾鷲保安部に対して、「一ヵ月前から伊豆半島付近で空飛ぶ怪火が二、三回にわたって発見されているから注意するように」という連絡があった。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。