円を描いた三つの光とドーナツ型の編隊
どんな伝承か
昭和三十六年二月十二日夜、東京都北多摩郡久留米町小山で長島宏(二十五歳)が、二回にわたって奇妙な物体を目撃した。七時三十二分ごろ、帰宅して北の空を見ると、直径三ミリほどに見える明るいオレンジ色の丸い光体三個が、同一の円軌道上を等間隔を保って左回りに旋回していた。約二分後、回転が解けて一直線に並び、真西へ五秒ほどで消え去った。その後、仰角三〇度あたりに星霧状の薄いオレンジ色の光芒が近づき、見ているとV字型の五機編隊で、先頭はドーナツ状、他はすべて円盤状であった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。