中学校の裏山の中腹から飛んだ青白い光
どんな伝承か
昭和三十二年十一月七日の夜十時十二分ごろ、岡山県玉野市の中学校で、三年生で天文部員の芹川尚子ら四人の生徒は、校庭のすぐ南西にある山の中腹、高さ百五十メートルほどの所に青白い丸い光が現れるのを見た。光は上に少しふくらんだ弧を描いてすっと飛び、西南西の仰角四十五度あたりで突然消えた。見かけは月よりわずかに小さく、見えていたのは三十秒ほどで、音はなかった。山までの距離から計算すると直径は四メートルほどになるという。金甲山付近で続いた一連の目撃の最初の一件である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。