基地の空を旋回した赤い光
どんな伝承か
昭和三十三年七月十七日の夜、千歳基地のレーダーが赤い光を放つUFOを捉えた。二十一時十分ごろ、米軍千歳第二基地の整備員から千歳空港の航空管制塔に、基地上空に正体不明の飛行体がいるから確認してほしいと電話連絡があった。十五分ごろには、第二基地の西方を星ほどの大きさで赤く光る物体が、南から北へ高さ一〇〇メートルくらいの所をゆっくり飛ぶのを管制官が肉眼で目撃した。二十分ごろ、米軍のレーダーが基地北方三マイルの上空を旋回しつつ南下する飛行体を捉えたが、それは直角に上昇して一分で消え、四十分ごろ東方へ飛び去った。二十二時二十分ごろには支笏湖上空にも物体が捉えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。