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乳の形の瘤が現れた蓮如上人の杖の銀杏

所在地神奈川県横須賀市(信誠寺)
年代不明
登場蓮如上人、杖を挿したと伝わる僧
出典迷信の諸相・宗教の真相

どんな伝承か

相州三浦郡の大津村に、信誠寺という真宗の寺院がある。その境内には、蓮如上人が地に挿した杖が生育して大木になったという銀杏の古木がある。この木の枝の節々には、乳の形をしたものが現れている。そのため民間では、この木を信念すれば乳がよく出ると言われ、乳の少ない婦人がこの木に参拝するという。大和の吉野の桜木明神社で、幹や枝に疱瘡のような小瘤の出た樹木に祈願すれば疱瘡を免れると言い伝えているのと、同じ類の迷信として挙げられている。

原典より

民間にてはこの木を信念すれば乳がよく出ると申して、乳の少なき婦人はこの木に参拝するとのことだ。—— 迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・1916年(大正5年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・1916年(大正5年))

『迷信の諸相・宗教の真相』は、井上円了が大正五年に刊行した『迷信と宗教』を、新しい題を付け現代の表記に改めて翻刻した本である。琉球・伊豆七島・壱岐対馬から北海道まで、著者が各地を巡回して見聞した犬神・人狐・河童・狐憑きなどの迷信と、怪火・天狗・幽霊・鬼門・卜筮・家相・禁厭など全国共通の迷信を挙げる。迷信の利害と原因を論じたのち宗教の真相を説き、余論に妖怪学の短編、附録に幽霊鬼神と霊魂不滅をめぐる論を収める。

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乳銀杏蓮如母乳祈願神木銀杏

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