小正月に戸ごとを回るカセオドリ
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どんな伝承か
地方の成人式のなかには、ずいぶん古風な習俗が残っている。岩手県気仙郡では、男は二と五のつく年、女は三、七、九のつく年は全部厄年だとして、一月一五日の小正月にカセオドリと称して戸ごとに物もらいに歩いたという。著者はこれを極端な例として挙げ、四二歳の厄年などについては生理学や精神医学の側からも支持論が出されていると付け加える。七歳になれば近所七軒から神への供物であった七草粥を少しずつ分けてもらって食べ、神の恩寵をわが身に取り込むといった習俗も各地にあり、こうした通過儀礼と厄年は五十歩百歩の違いにすぎないと述べている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の迷信(今野圓輔・今野圓輔・民俗学・昭和(高度成長期))
民俗学者・今野圓輔が高度成長期の日本に残る迷信を社会派ルポとして告発・分析した一冊。序章では、静岡県掛川市で異性双生児を畜生腹と恥じた母親の母子心中事件、青森県三本木市でキツネ落としと称して女を火あぶりにした殺人事件など、迷信が現代も殺人・心中を生む『黒い習俗』を突きつける。
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この地域の伝承
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