トップ > 東京都の伝承 > 新宿区

七千組目に集まった祝福

所在地東京都新宿区新宿(新宿生活館)
年代現代
登場福富淳氏と今井静さん
出典現代の迷信

どんな伝承か

区切りのよい数字が出ると、人はそれを祝いたくなるらしい。新宿生活館は結婚相談から簡易な挙式まで引き受ける公共の施設だが、ここで七千組目にあたる式が特別に盛大に営まれた。晴れの当事者は目黒区の福富淳と、小学校教師の今井静の二人である。式には都知事の代理まで顔を出して記念品が贈られ、さらに船会社が新婚旅行として伊豆大島への招待を、熱川温泉の旅館が宿の無料招待を申し出た。数そのものに吉凶があるわけではないのに、切りのよい数はこうして祝福を呼ぶ。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

種別から探す

縁起結婚

新宿区の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代の迷信』の伝承