トップ > 京都府の伝承 > 京都市

台風の針路を当てる天地教の教祖

所在地京都府京都市右京区西院高山寺町
年代昭和25年〜
登場教祖、山内崇啓、愛媛出身
出典現代の迷信

どんな伝承か

京都には台風を祓うと称する新興宗教があった。右京区西院高山寺町の総本部には「台風予言、撃退もつかまつる」と大書した看板が掲げられ、教祖は山内崇啓という。旗揚げは昭和二一年二月一一日で、武蔵野市の自宅で寝ていた明け方、全身が痺れるような震動を覚えてから霊感を得たという。東京では信者が集まらず、二五年に京都へ移った。啓示を受けるときは神殿に籠り、両の親指と人差し指で輪をつくって頭上に掲げ、深呼吸ののち片目で空を睨んで気合をかける。すると輪に豆台風が掛かるのが絵のように見えるといい、それを電報や電話で各県の信者代表へ知らせた。針路を的中させ、測候所の技師を驚かせたこともあるという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

種別から探す

新興宗教予言台風霊感禁忌

京都市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代の迷信』の伝承