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追いはぎを親分にさせた俊足の男

所在地福島県河沼郡会津坂下町大字塔寺
年代江戸期
登場飛脚だった塔寺八反、追いはぎ数人、井関敬嗣、記録者
出典会津坂下町史 1(民俗編)――伝説

どんな伝承か

塔寺八反はもとは盗賊ではなく、足が早いところから飛脚を仕事にしていた。ある時、山中でおいはぎ数人に取り囲まれ、あり金全部を置いて行け、さもなくば命はないぞと脅された。八反は、取れるものなら取ってみろと言い返し、打ちかかってくる相手を右によけ左に走り、前にいるかと思えば後ろで大笑いする早業を見せた。おいはぎらは大刀を投げ出して謝り、ぜひ我々の親分になってくれと頼み込んだ。それが大泥棒になる始まりであったという。本職になってからは、腰に一貫三百匁ある鉈を常に離さなかった。八反というあだ名は、八反の布をつないで一端を腰に結んで駆け出すと、もう一方の端が土に付かぬほど早かったからだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史・自治体史(民俗))

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