狐が身辺にいると信じ常軌を逸する病があり
どんな伝承か
佐倉市には狐憑きという病があり、常に身辺に狐がいると信じて常軌を逸した言動をする者がいたという。山中へ逃げ込もうとした人の雪道の足跡が一歩六尺もあって跳ねたように付いていたり、井戸に入水しても獣のように首だけ出して沈まなかった例が語られる。憑き物を落とすには、御神体を山犬とする三峯様を迎え、竈の灰に足跡がつけば山犬が来て狐を食べてくれた証とされたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。