村境の道陸神「イボ神様」の石を借りてこするとイボやアカギレ・…
どんな伝承か
四方道陸神というが、上勝田には北・西・南の村境に道陸神が祀られている。西のものには何も伝えられておらず、南のものはなぜかフタ道陸神と呼ばれているが、その名の起こりは分からない。北のものはイボ神様と呼ばれ、そこにある石を借りて来てこするとイボが治り、アカギレやヒビなども治るという。治ったら、お礼として同じような石を一つ付けて返すのである。昭和六十年の秋には、風邪をひいた九十何歳かの年寄りがイボ神様の石を枕の下に敷いて寝ていたといい、これは風邪の神でもあるのだろうかと記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。