針箱の下に置いた金の袋を紛失した女が小竹の道陸神に七日詣ると
どんな伝承か
道陸神は時には占い師にもなるらしい。物が見えなくなって出て来ない時、病人が医者にかかってもなかなか治らない時などに易者へ相談することは今でも時々ある。小竹の道陸神は、ちょっとした産土神社ほどもある社殿を有するもので、失せ物のあり場所を教えてくれるという。臼井田町の人が縫い物をしながら客と話していたが、少し手を止めて金の入った袋を針箱の下へ入れ、小用に立った。後で気づいて探してもどうしても見つからない。そこで小竹道陸神へ七日間お詣りしたところ、その晩、長持の下に金がある夢を見た。そして翌日、金は戸袋のところから出てきたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。