金の兜をご神体とする八幡
どんな伝承か
丸山の八幡宮は旧暦八月十五日が祭日で、露店が多く出て賑わったという。戦時中、兵隊に行く者はお籠りをし、今も「武運長久」「奉百社祈願」と書かれた奉納板札が残っている。なおこの八幡宮は須賀マケ六軒の神という伝承がある。また丸山には、これとは別にカブト八幡といわれる八幡があり、伝承によれば金の兜がご神体であったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史)
『天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術』は、岩瀬郡天栄村が編んだ村史のうち民俗を扱う巻である。第八章「信仰伝承」では、旧村ごとの鎮守と鎮守以外の神々、寺院・仏堂・修験、家や生業の神々、道切りなどの呪術と禁忌、口寄せをするワカドノ、キツネツキ、オシンメイサマ、小豆洗いなどの妖怪、講を扱う。『白河風土記』や明治十一年の神社明細帳の記載と土地での聞き書きを照らし、近世から近代への移り変わりを記す。