鉄鍋をかぶって巡る御鍋の祭り
どんな伝承か
御鍋神社の祭日は旧暦五月十五日である。その際、参拝する人々は神社に供え付けられた二升炊きの鉄鍋を頭にかぶって社を巡ったという。御鍋という社名は、ご神体が鍋または釜であったことによるもので、平将門の家臣永井平九郎が携えてきた宝の釜、あるいは孫姫の桔梗の前の一族が滅ぼされたのちに残った鍋を祀ったという伝承が伴っている。神社は二岐からかなり奥まった山中にある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。