逆さに張る会津万歳の火伏せ札
どんな伝承か
湯本では、会津万歳のもたらす神札を逆さに張っておくと火伏せになるとよくいわれた。実際、火事のとき、あわてて逆さに張った家では火事を免れたという。更目木に残る万歳札には「天地万歳御宝年 会津 春駒太夫」「天地万歳駒亀社増若太夫 会津」「天地万歳火防祈禱亀太夫 出雲大社 守護」と記されていた。出雲大社の札売りもよく来ており、後藤では受けた札を家の入り口に張っていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。