地名になった中里の阿弥陀堂
どんな伝承か
中里には阿弥陀堂という地名があり、その名はこの地にある阿弥陀堂に由来する。堂には釈迦と阿弥陀が祀られているが、住職のいない寺で、村人が葬式を出すときには富岡の永心寺から僧が来て、この堂で経をあげたという。
原典より
無住の寺で、村人が葬儀をする時は、この堂に富岡の永心寺から坊さんが来て読経した。—— 妙義町の民俗――伝説・怪異(群馬県民俗調査報告書 第25集・群馬県民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妙義町の民俗――伝説・怪異(群馬県民俗調査報告書 第25集・群馬県民俗調査報告書)
『妙義町の民俗――伝説・怪異』は、群馬県民俗調査報告書第二十五集『妙義町の民俗』のうち、年取りの習俗と口頭伝承を収めたものである。上高田・菅原・大久保・中里などで聞いた、お菊さま・一山和尚・爪引き地蔵、天神様や弘法大師ゆかりの石・井戸・池、大桁山や妙義山の天狗と大蛇の伝説と、屁の名人へっぴり関の話、死の知らせや火の玉、化かされた話などの世間話を収める。口頭伝承は昔話・伝説・世間話と怪異・諺と謎に分かれ、各話の末に聞いた土地の名を添える。