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馬喰町七不思議・雷獣に似た怪獣

所在地東京都中央区馬喰町
年代寛政十一年(一七九九)夏六月
登場老女、金八
出典妖怪の民俗学――日本の見えない空間
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どんな伝承か

馬喰町七不思議の一つ。老女の家で行灯の油をしゃぶるネズミに似て大きく胸腹に斑点のある獣が現れ、金八らが追うと蝋燭に噛みつこうとし米櫃で捕えた。雷獣か蝦夷ネズミかと騒がれたが、長崎から求め飼っていた異国の獣が鉄網を破り逃げたものと判明した。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪の民俗学――日本の見えない空間(宮田登・宮田登・民俗学・昭和(現代民俗学))

民俗学者・宮田登が、妖怪を『日本の見えない空間』の問題として論じた現代民俗学の名著。Ⅰ妖怪のとらえ方では、柳田国男『妖怪談義』の妖怪論(妖怪は出る場所が決まり、零落した神)と、幽霊(都市の人間関係から相手を追って出る)との区別、昭和五十四年に流行した口裂け女(受験社会で母に叱られる子供の心意の投影、『喰わず女房』の鬼女の再来)と産女、島根県松江の雲州皿屋敷のお菊、明治の井上円了の妖怪学と真怪・仮怪の分類を扱う。

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