妻に会いたいと訴えた坂本九の声
どんな伝承か
つのだじろうのもとへ、霊能者の船越富起子から早朝に電話が入った。前夜から「ぼくは坂本九です」と名乗る声が耳もとで話し歌い続け、ユキコという妻に会いたいと訴えているという。坂本九は前年の夏、日航機墜落事故で亡くなっていた。妻の柏木由紀子にどう伝えるか迷っていたつのだは、その日ふと銀座のある店へ飲みに行き、何気なくこの話をした。すると店のママが「柏木さんはわたしのご近所で仲良し」と言い、話はたちまち本人に届いた。柏木は礼を述べ、夫の愛した曲をかけ続けると言ってくれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
漂う霊があなたのまわりにいる(つのだじろう)
『漂う霊があなたのまわりにいる』は、『うしろの百太郎』などのオカルト作品を描いたつのだじろうが、心霊現象を一般向けに解説した本である。自宅の火事など著者自身の不思議体験に始まり、守護霊・生霊・幽体離脱・念力・憑依霊・ポルターガイスト・除霊・交霊・輪廻転生などを、体験談と内外の事例を交えて説く。十二のLECTUREの間に「CLOSE UP」とコラムを挟んで恐山や狗神伝説、霊感の訓練法にも触れ、エピローグで霊との付き合い方を述べる。