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狼を言い負かした狐の知恵

所在地群馬県富岡市田篠
年代伝承
登場話者
出典富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話

どんな伝承か

狐がみんなの前で、自分は世の中で一番強いのだと言った。それを聞いた狼が、嘘を言うな、世の中で一番強いのは俺だと言い返す。そこで狐は、それなら俺の後をついてこいと言って歩き出した。狐の後をついて行ったのは狼だけで、ほかの動物たちは誰もついて来なかった。狐が恐ろしいのではなく、狼が恐ろしいのでついて来られなかったのだが、狐は、それ見ろ、俺が一番強いのだと言った。狼は狐に謝ったという。

原典より

キツネがみんなの前で言いました。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)

『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。

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